ダイアログインザダーク DIALOG IN THE DARK

ダイアログインザダーク DIALOG IN THE DARK
ついに行ってきました。
きっかけはTBSラジオエレ片のコント太郎」でラーメンズの片桐さんがダイアログインザーダークに行ったという話を聞いて。あの放送から何年たったんだろうか、時間は大分経ちましたが遂に行ってきました。
「ダイアログインザダークとは」ですが公式HPより引用します。
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 参加者は完全に光を遮断した空間の中へ、何人かとグループを組んで入り、暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障害者)のサポートのもと、中を探検し、様々なシーンを体験します。
 その過程で視覚以外の様々な感覚の可能性と心地よさに気づき、そしてコミュニケーションの大切さ、人のあたたかさを思い出します。

 世界 30か国・約110都市で開催され、2010年現在で600万人以上が体験したこのイベントは、1989年にドイツで、哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案によって生まれました。
 1999年以降はボランティアの手によって日本でも毎年開催され、約7万人が体験しています。
[引用先URL http://www.dialoginthedark.com/forv/index.html

場所は渋谷区神宮前、オシャレ街かぁ。外苑前でおりて歩いて5分くらいかなぁ。道中オシャレ店が沢山。それと大きいサイクルショップがありました。パーツはそんなに置いてないけどウェアとかは充実してるようでした。
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到着です、地下に降りていくようです。
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扉を開ける前、異様に緊張しました。
入ったら購入したチケットと身分証を提示します。その後、ソファーに移動して注意点などの説明をうけます。
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いよいよアテンドさんの登場です。更に詳細な説明があります。暗闇での行動の仕方、白杖(はくじょう)の使い方など丁寧に分かりやすく教えてくれました。
さて感想ですが、最初はすごく不安で怖かったです。まったく何も見えない暗闇です、自分の体すら見えない。目の前に重く息苦しい黒い何かが覆いかぶさっているような感覚、恐怖でした。自分が動かず声もださず音もださずにいたら誰も私に気づいてくれない、そのままでいたらきっとこのまま消えてしまうのだろうなんて感じてしまうくらい怖かった。誤解をして欲しくないので伝えますが、そんな不安をアテンドさんが優しく取り払ってくれますから安心してください、決して恐怖を伝えたい訳ではありません。ただ今回の経験は恐怖の上に生まれた物の様な感覚でした。アテンドさんは声を出して自分の場所を教えてくれます。そして参加者みんなの名前を呼び返事を求めます、すると誰がどこにいるかが把握できます。次にアテンドさんは手を掴んで「こっちだよ」と誘導をしてくれます。さらに「この先に段差があるから触ってみて」と手を引いて段差の場所を教えてくれます、アテンドさんは「そしたら次の人に同じように教えてあげて」と、わたしは一緒に参加しているさっき会ったばかりの人の手をとり同じように段差がある場所を伝えます。
自然と、いや必然と声をだすようになります。自分の感情を相手に伝えることが自然になってきます。「あっ草のにおいがする」「みんなどこ?わたしも連れてって」「どこにいる、君はだれ?よし一緒にいこう」などと。最近では空気を読むなんて事が重要とされていますし私もそれにつとめる事も多々ある、けど声をだして自分の事を相手に伝えることの大事さとその心地よさを今回の体験で再確認することが出来ました。いってよかった。
書ききれない事やどう表現していいか分からない事があります。是非体験してみてください、本当におススメです。